農業法人就職 編
今回は農業法人に就職した時のお話。
ツイッターでは書き切れない、ここだけの特別編です。
農業を仕事にと志してから、非農家・非農学部出身の私は、
まず学校などで勉強するか、それとも農業生産法人に就職するか悩んだ。
当時、農家さんなどがホームページを持っていることは少なく、実家から通える所を探したら一件しか見つからなかった。
そこの社長さんに電話で問い合わせたところ、
「農業はまず現場を見た方がいい。勉強は後からでもできる」と言われ、
大学4年の夏休みに研修に行くことにした。
卒業研究に追われていた私は、ハウスの中でやる汗だくの作業が新鮮で気持ちよかった。私はその場で就職を決めた。
卒業式で進路先一覧を見ると、周りのみんなは名の知れた会社ばかり。
私はというと有限会社OOO。友達も失笑。心配もされた。
家でも親から「せっかく大学まで行かせたのに。農業だったら行かなくてもよかったんじゃない?」と嫌みを言われる始末。
その当時、自分みたいに大学を出てすぐ農業をやるというのは珍しかった。
今だったら躊躇してたかもしれない。
田舎のサラリーマン一家なので、農家や農業に対しての偏見が強かった。
でも結局好きなようにさせてくれた親には感謝している。
そもそも田舎で育っていなかったら農業を仕事にとは考えもしなかったかもしれない。
故郷にも感謝している。