野菜栽培のポイント~豆類編~
今回は豆類の栽培ポイントについて書いていきます。
【ダイズ】
- 枝豆用品種ではなくても、大豆を若採りすればエダマメとしても収穫できる。
- 4~5月播きのエダマメに比べカメムシの害が少ない。
- 豆腐や味噌など加工原料としても重宝する。自給自足生活ではぜひチャレンジしたいところ。
- 着花・着莢時期の雨が収量に影響する。雨が少ない年は潅水も視野に入れる。
- 播種後の鳥害には気をつける。
【アズキ】
- 大納言小豆など、もともとの地域の気候に合わないと収量が落ちる。
- ダイズよりは販売有利か。
- B品でも加工原料として十分なためよく売れる。
【ソラマメ】
- とにかくアブラムシには要注意!定植時から防虫ネットなどでしっかり防除する。
- 収穫は行う莢が半分以上垂れ、すじが黒くなって軽く触って実が充実して来たら行う。
【エンドウ】
- 極耐寒性なので、播種時期が遅れなければ特別防寒しなくても大丈夫。
- 春先に苗を購入して植え付けるより、秋播きの方が収量が良い。
- 家庭菜園では甘くてみずみずしいスナップの方が人気がある。
- 絹さやよりスナップの方が高く売れる。
- 収穫後半のうどんこ病はある程度仕方がない。
【ラッカセイ】
- 播種後の鳥害には気をつける。
- 発芽を揃えるために芽出しはオススメ。
- ポリマルチを使う場合は、子房柄が伸びる前に剥がす。
- 除草も子房柄を傷つけないよう伸びる前までに終わらせる。
- 収穫後に圃場で2週間程度乾燥させる。その時も鳥害には気をつける。ネットや糸を張り厳重警戒する。
【インゲン】
- つるありとつるなしがあり、つるなしは収量は落ちるが支柱やネットを用意しなくていいからお手軽。ただし、収穫は腰を曲げるので少し大変。
- 昔ながらのケンタッキー系と平莢のモロッコ系がある。売りやすいのはケンタッキー系。
- つるなしは風で倒れないようにきちんと土寄せする。
家庭菜園ではエダマメやエンドウ、インゲン以外、なかなか作らないかもしれませんね。
自家製のラッカセイはとても美味しいので、慣れてきた方は是非挑戦してみてください!