菜園アドバイザーあぐりんのつぶやきプラスα

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必見!!野菜苗の選び方

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いよいよ暖かくなってきて野菜苗を植える季節になって来ました。

今回は野菜苗の選び方について書きたいと思います。

以前にも書きましたが、良い苗についてのおさらいです。

【良い苗の特徴】

・茎が太い。
・葉に厚みがある。
・葉色がよい(黄色ではなく、濃すぎない鮮やかな緑色)。
・節間(せっかん)が詰まっていて均等。
・子葉が残っている。
徒長(とちょう)していない。←ひょろひょろと伸びていない。
・病害虫に犯されていない。
・根が白い などです。

 

ホームセンターなどでは全てを見極めるのはなかなか難しいとは思いますが、売り場にある中で少しでも良い苗を選んで頂きたいです。

 

☆トマト☆

断然中玉トマトをオススメします

家庭菜園初心者の方ですと、大玉トマトを作るのは難しいです。

昔からある品種で病気に強い品種(例えばサターンや強力米寿など)もありますが、桃太郎のような完熟系になれた人では酸味が強いと思います。

ミニトマトは大変作りやすいですが、食べ応えからすると少し劣ります。

まさにその中間が中玉トマトになります。

出来れば一番花の咲いた苗を選びましょう

 

☆ナス☆

苗の値段は少し高くなりますが、接ぎ木苗をオススメします。

家庭菜園ではどうしても作る野菜に偏りが出て、連作障害が起こりやすいです。

接ぎ木苗は病気に強いだけではなく、収量も上がります。

ナスは漬物に適した水なすや長なすなど色々な品種がありますが、オーソドックスな長卵形の千両二号をオススメします。

 

☆ピーマン☆

逆にピーマンは接ぎ木苗ではなく、自根苗で十分です。

栽培も簡単でたくさん採れます。

家庭菜園では1~2株あれば十分です。

肉詰め料理に合う肉質が固めのエースピーマンなどの品種もありますが、一般的な形状の京波などをオススメします。

ちなみにパプリカは完熟果を収穫することになるため、ピーマンに比べると難易度はかなり高いです。

 

シシトウ、トウガラシ☆

有名な話ですが、こちらの二つはなるべく離して植えましょう。

シシトウが辛くなってしまう事があります。

万願寺とうがらし(万願寺甘とう)は辛みはなく、ボリュームもあり一度作ってみると面白いかもしれません。

 

☆キュウリ☆

こちらも自根苗と接ぎ木苗の両方売っていると思いますが、接ぎ木苗を断然オススメします。

多少高くてもその分たくさん収穫出来れば元は取れます。

もちろん連作に強いので家庭菜園では安心です。

 

☆スイカ

こちらも接ぎ木苗が良いです。

というより、自根苗はほとんど置いてないと思います。

私は大玉スイカの方が好きですが、作るのが簡単なのは小玉スイカでオススメです。

 

☆カボチャ☆

こちらはとても作りやすいですが、ツルが伸び場所を取るので計画的に作付けをしましょう。

個人的には、ミニカボチャの坊ちゃんかぼちゃがとてもオススメです。

作りやすくて多収、ホクホクして美味しいだけではなく、レンジでも調理できます。

 

☆キャベツ・ブロッコリー・レタス☆

一つの苗に対して一個しか収穫できないので、苗の価格に対してのお得感はあまりありません。

また害虫が付きやすいので初心者の方は要注意です。

防虫ネットをするか早めの捕殺を心掛けましょう。

店頭でも害虫の卵や幼虫がすでにいる時があるので、葉裏を軽く確認した方が良いでしょう。

 

☆トウモロコシ・エダマメ・オクラ☆

直まきできるのでわざわざ苗を買わなくてもよい野菜ですが、種を播いた直後は鳥や害虫の被害にも遭いやすいので、初心者の方は苗を買うのも一考です。

購入時には1ポットに複数本生えているかもしれませんが、トウモロコシは1本、エダマメとオクラは2本に間引きましょう。

 

☆モロヘイヤ☆

マイナーかもしれませんが緑黄色野菜の王様とも言われる健康野菜です。

春先の生育初期は生長が極めて遅いので、家庭菜園で少量でしたら育苗せずに苗を買うのも有りだと思います。

 

私が農業学校職員時代に野菜苗の生産・販売をしていた時、遅霜で苗を枯らしてしまって再度買いに来られるお客さんもいらっしゃいました。

霜対策をされない家庭菜園初心者の方は要注意です。

 

ちなみに私の住んでいる地域は中間地になりますが、4月下旬まで遅霜の可能性があるのでゴールデンウィークがひとつの目安になります。

 

私は例年ビニールトンネルをするスイカや、寒さに割と強いトマトから植えるようにしています。

 

春は家庭菜園を始めるのに最適な季節です。

まだ始めていない方は、是非挑戦してみてください!

 

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